ピロリ菌感染症について

ピロリ菌のイメージ写真

ピロリ菌に感染すると、医療機関で除菌しない限り、菌は胃の中に棲み続けます。
幼少期に飲み水や食べ物から感染しているケースがほとんどです。
胃がんや慢性胃炎、胃潰瘍、十二指腸潰瘍の原因ともなります。
除菌によって、胃がんのリスクは1/3程度に減るとされています。
検査によってピロリ菌が見つかったときは、早めに除菌して胃がんなどを防ぐようにして下さい。

ピロリ菌の検査

当クリニックではピロリ菌の検査を行っています。
当院では内視鏡検査を伴わない血液中の抗ピロリ抗体測定法や尿素呼気試験を行います。
尿素呼気試験は吐き出した息を分析し、ピロリ菌がもつウレアーゼという酵素の働きによってつくられる二酸化炭素の量を調べます。
必要に応じて糞便中にピロリ菌の抗原があるかどうかを調べる糞便中抗原測定を行います。
内視鏡で生検した場合には、組織鏡検法で胃粘膜の組織標本に特殊な染色をし、顕微鏡でピロリ菌がいるかどうかを調べます。

ピロリ菌の除菌をお勧めします

ピロリ菌の除菌には複数のお薬を使用します。
胃酸の分泌を抑えるプロトンポンプ阻害薬と抗生物質を7日間連続で服用します。
プロトンポンプ阻害薬で胃酸の分泌を抑えて胃内のpHを上げてから、抗生物質でピロリ菌を除菌します。
この治療の約1ヶ月後に除菌が上手くいったか判定します。
最初の除菌療法が成功しなかったときは、違う薬を使用し、もう一度除菌療法を行います。これにより、90%以上の方で除菌が可能となります。